3D MR Cisternography/Angiography Fusion Imagingによる部分的血栓化椎骨動脈瘤の画像評価.

Satoh Toru; Tomoka Osako; Ayumi Nishida; Eiji Moriyama; Kenji Sugiu; Keisuke Onoda; Koji Tokunaga; Kenji Sugiu; Isao Date

3D MR Cisternography/Angiography Fusion Imagingによる部分的血栓化椎骨動脈瘤の画像評価.

Satoh Toru, Tomoka Osako, Ayumi Nishida, Eiji Moriyama, Kenji Sugiu, Keisuke Onoda, Koji Tokunaga, Kenji Sugiu, Isao Date

研究成果

抄録

「I. はじめに」瘤内に血栓を有する部分的血栓化脳動脈瘤は, 比較的大きな紡錘状もしくは嚢状脳動脈瘤に認められることが多い2,4). 部分的血栓化脳動脈瘤の治療戦略には, 親動脈, 瘤neck, 開存している瘤内腔のみならず, 瘤内血栓, 瘤壁を含めた脳動脈瘤構築の全体像, さらには瘤外壁形態と瘤周囲構造物との解剖学的関係を詳細に画像評価することが必要と考えられる12, 14, 16, 17). 今回われわれは部分的血栓化椎骨動脈瘤においてMR cisternography(MRC)とMR angiography(MRA)を連続して撮像し, 得られたvolume dataからthree-dimensional(3D)MRCとその等座標3D MRA(単純, 造影)を画像再構成した. さらに, 両者のvolume dataを重畳した3D MRC/MRA fusion image(融合画像)を創作し, 脳動脈瘤構築(親動脈, 瘤内腔, 瘤内血栓, 瘤壁)と瘤周囲環境(周囲脳実質, 脳神経, 頭蓋底骨構造)との解剖学的関係, さらに瘤neckでのentry pointとexit point, 瘤壁近傍小血管と瘤外壁との関係などを立体的に評価したので, その画像解析技術につき報告する.

本文言語	Japanese
ページ（範囲）	673-680
ページ数	8
ジャーナル	脳神経外科速報
巻	15
号	7
出版ステータス	Published - 2005

引用スタイル

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TY - JOUR

T1 - 3D MR Cisternography/Angiography Fusion Imagingによる部分的血栓化椎骨動脈瘤の画像評価.

AU - Toru, Satoh

AU - Osako, Tomoka

AU - Nishida, Ayumi

AU - Moriyama, Eiji

AU - Sugiu, Kenji

AU - Onoda, Keisuke

AU - Tokunaga, Koji

AU - Sugiu, Kenji

AU - Date, Isao

PY - 2005

Y1 - 2005

N2 - 「I. はじめに」瘤内に血栓を有する部分的血栓化脳動脈瘤は, 比較的大きな紡錘状もしくは嚢状脳動脈瘤に認められることが多い2,4). 部分的血栓化脳動脈瘤の治療戦略には, 親動脈, 瘤neck, 開存している瘤内腔のみならず, 瘤内血栓, 瘤壁を含めた脳動脈瘤構築の全体像, さらには瘤外壁形態と瘤周囲構造物との解剖学的関係を詳細に画像評価することが必要と考えられる12, 14, 16, 17). 今回われわれは部分的血栓化椎骨動脈瘤においてMR cisternography(MRC)とMR angiography(MRA)を連続して撮像し, 得られたvolume dataからthree-dimensional(3D)MRCとその等座標3D MRA(単純, 造影)を画像再構成した. さらに, 両者のvolume dataを重畳した3D MRC/MRA fusion image(融合画像)を創作し, 脳動脈瘤構築(親動脈, 瘤内腔, 瘤内血栓, 瘤壁)と瘤周囲環境(周囲脳実質, 脳神経, 頭蓋底骨構造)との解剖学的関係, さらに瘤neckでのentry pointとexit point, 瘤壁近傍小血管と瘤外壁との関係などを立体的に評価したので, その画像解析技術につき報告する.

AB - 「I. はじめに」瘤内に血栓を有する部分的血栓化脳動脈瘤は, 比較的大きな紡錘状もしくは嚢状脳動脈瘤に認められることが多い2,4). 部分的血栓化脳動脈瘤の治療戦略には, 親動脈, 瘤neck, 開存している瘤内腔のみならず, 瘤内血栓, 瘤壁を含めた脳動脈瘤構築の全体像, さらには瘤外壁形態と瘤周囲構造物との解剖学的関係を詳細に画像評価することが必要と考えられる12, 14, 16, 17). 今回われわれは部分的血栓化椎骨動脈瘤においてMR cisternography(MRC)とMR angiography(MRA)を連続して撮像し, 得られたvolume dataからthree-dimensional(3D)MRCとその等座標3D MRA(単純, 造影)を画像再構成した. さらに, 両者のvolume dataを重畳した3D MRC/MRA fusion image(融合画像)を創作し, 脳動脈瘤構築(親動脈, 瘤内腔, 瘤内血栓, 瘤壁)と瘤周囲環境(周囲脳実質, 脳神経, 頭蓋底骨構造)との解剖学的関係, さらに瘤neckでのentry pointとexit point, 瘤壁近傍小血管と瘤外壁との関係などを立体的に評価したので, その画像解析技術につき報告する.

M3 - Article

VL - 15

SP - 673

EP - 680

JO - 脳神経外科速報

JF - 脳神経外科速報

IS - 7

ER -