Abstract
【目的】当院では骨折症例に対してCT画像をもとに健側鏡像の立体模型か実寸大の左 右反転図を作成し,プレベンディングを行っている.この方法は骨の左右差が少ないことを前提と しているが,どの程度骨の左右差があるかは不明であった.そこでCADソフトを用いてCT画像 を三次元的に比較するシステムを構築し,プレベンディング法を最も利用している鎖骨を対象に左 右差を検討した. 【方法と対象】解剖実習で摘出した屍体の左右の鎖骨16対をCTでi撮影し, CADソフトを用いて 三次元的な左右差を検討した. 【結果】骨幹部のカーブ形状に左右差は少なかったが,径の左右差は認められた. 【考察】径の左右差はあるがカーブ形状に左右差はなかったため,鎖骨に関してプレベンディング は有用であると考えられた.
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 265-268 |
Number of pages | 4 |
Journal | 骨折 |
Volume | 34 |
Issue number | 2 |
Publication status | Published - 2012 |