Abstract
室内不飽和透水試験データから飽和透水係数および不飽和浸透特性パラメータを同時に, 安定かつ簡便に算定できる非定常解析手法の開発を目的として, 生物の進化の過程である自然淘汰・交叉・突然変異を模した多点探索法である遺伝的アルゴリズムと非定常浸透流解析手法とを組み合わせた方法を提案した. 本方法によれば, 不飽和浸透特性の関数モデルに含まれる複数個のパラメータの推定問題を組み合わせ最適化問題としてとらえ, 推定解の候補として事前に構築した膨大なパラメータ群の中から, 実用解を安定して算定することが可能となる. 本方法の有効性は van Genuchten の提案した不飽和浸透特性の関数モデルとまさ土試料による不飽和透水試験データを用いて吟味した.
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 67-74 |
Number of pages | 8 |
Journal | 土木学会論文集 |
Volume | 624 |
Issue number | III-47 |
DOIs | |
Publication status | Published - 1999 |